最終更新:2016年6月1日(水)

シラバス

連絡事項

これまでの授業内容

  1. 2015年4月14日(火)
    序論(フーリエ解析の目的など),周期関数,実フーリエ級数の定義。
  2. 2015年4月21日(火)
    実フーリエ級数の具体例。
    1年次の微積分で習った微積分計算ができるようにしておくこと。
  3. 2015年4月28日(火)
    オイラーの公式。複素フーリエ級数の定義。 オイラーの公式は大学理工系の数学で一番重要な公式です。
  4. 2015年5月12日(火)
    複素フーリエ級数の例。パーセバルの公式。
    暇があればゼータ関数の解説書を読むといいかも。
    この日に宿題を出しました。 締切は「5月19日」と書いてありますが、未提出の人はできるだけ早く提出してください。
  5. 2015年5月19日(火)
    パーセバルの等式の続き。ベクトルと関数(関数空間の入門的な話)。
  6. 2015年5月26日(火)
    フーリエ級数の収束定理(ディリクレの収束定理)。
    定理の内容。証明をStep1~4の4段階に分けて証明することを説明し、Step2まで証明した。
    (Step 1) フーリエ級数の部分和をディリクレ核を用いて表す。(Step 2) 補題を2つ用意。
    (Step 3) もとの関数の連続点におけるフーリエ級数の収束。
    (Step 4) もとの関数の不連続点におけるフーリエ級数の収束。

  7. 2015年6月2日(火)
    フーリエ級数の収束定理(ディリクレの収束定理)の証明の続き。 Step2の補題の証明。Step3~Step4。
    三角基底の完全性。

    • これまでの復習と中間試験の対策。
      成績不振の学生は、勉強するしない以前に「勉強の仕方を知らない」可能性がありますので、自分は数学が苦手と自覚している学生は、下記のやり方で復習してください。

      1. まず、教科書の演習問題等を解く。
      2. 分からない問題は、まず自分で5分間考える。
      3. 5分間考えてわからなかったら、解答を見て写す。写しながら理解する。
      4. 理解できなかったところは、友人や教師(つまり私)に質問する。

      わからなかった問題はもう一度解いてみる。自力で解けるようになるまで、上の繰り返し。
      大学らしからぬ勉強の仕方かもしれませんが、まず「問題を解けるようになる」ことを優先しましょう。テストができるようになって「成功体験」の快感を覚えて、それを繰り返せば、やがて数学が好きになっていきます。
      それから、「過去問」を手に入れてください。「過去問」は、学生にこれだけはできるようになってほしいという、教師からのメッセージです(ただし、過去問云々の話を嫌がる先生もおられるので、ここだけの話ね)。

      1. 2014年6月13日中間試験:問題と解答。
      2. 2014年6月17日中間試験:問題と解答。
      3. 2013年6月18日中間試験:問題と解答。
      4. 2013年6月21日中間試験:問題と解答。

      *過去問には「デルタ関数」の範囲の問題も含まれていますが、今年度(2015年度)の中間試験は「デルタ関数」は出題しません。

  8. 2015年6月16日(火)
    デルタ関数。
    なんでこんな関数を勉強するの?と思うだろうけど、フーリエ変換のところで出てきます。 あと、物理を勉強していたら、デルタ関数は幾らでも出てきます。
  9. 2015年6月23日(火)
    中間試験。問題と解答。
  10. 2015年6月30日(火)
    中間試験の解説。フーリエ変換:定義と具体例。
  11. 2015年7月7日(火)
    フーリエ変換の性質。デルタ関数のフーリエ変換。
  12. 2015年7月14日(火)
    たたみこみとそのフーリエ変換。パーセバルの等式。
  13. 2015年7月21日(火)
    フーリエ積分定理の証明。ラプラス変換:定義、いくつかの例、性質。
  14. 2015年7月28日(火)
    常微分方程式・積分方程式のラプラス変換による解法。